塗料には耐用年数や価格の違う種類がたくさんあります。そのため、外壁塗装のリフォームを検討中の方で「どの塗料を選べばいいのか分からない…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、油性塗料と水性塗料の違いや、外壁塗装に使われる塗料の種類や特徴についてご紹介します。外壁塗装の塗料選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
油性塗料と水性塗料の違いとは?
外壁塗装に使われる塗料には大きく分けて油性塗料と水性塗料の2種類があります。まずは、油性塗料と水性塗料の違いについて紹介します。
油性塗料の特徴
油性塗料とは、塗料をシンナーなどの有機溶剤が含まれているため、耐久性に優れ、雨水にも強いのが特徴です。また、環境に左右されにくく乾燥が早いことや、密着性が高いため素材を選ばずに塗装できることも大きなメリットの1つです。
デメリットとしては、水性塗料に比べて工事時の臭いが強いことや、価格が高いことが挙げられます。また、油性塗料にはそのまま使用する1液型と、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使う2液型があります。2液型塗料は耐久性が1液型より高くなりますが、その分値段が少し高くなります。
水性塗料の特徴
水性塗料は希釈剤に水を使っているため、シンナーのような強い臭いがないのが最大のメリットです。また、油性塗料に比べて価格も安いのが特徴です。
一方デメリットとしては、油性塗料に比べて耐久性が劣ることや、塗装できない下地が多いことなどが挙げられます。また、気温が低い場合や湿気が多い場合、乾くまでに時間がかかってしまうデメリットもあります。
外壁塗装に使われる塗料の種類や特徴
外壁塗装に使われる塗料には主に7種類あります。ここからは、それぞれの特徴について紹介します。
アクリル塗料
アクリル塗料は他の塗料に比べると価格が安いメリットがあります。しかし、紫外線に弱く、耐用年数が5〜8年と短いことが特徴です。短期間で塗り替えを行う必要があるため、最近では外壁の塗り替え用としてはあまり使われなくなってきています。
ウレタン塗料
ウレタン塗料ひと昔前は主流として使われていた塗料です。しかし、現在では耐用年数の長さからシリコン塗料を使用することが一般的になり、外壁塗装での使用頻度は減少しました。アクリル塗料と比べると防水性や耐水性に優れた塗料で、耐用年数は約8〜11年です。
さらに、ウレタン塗料は密着性にも優れているため、塗料が剥がれやすい場所や細部の塗装に適している特徴があります。
シリコン塗料
ウレタン塗料よりも更に耐久性が高く、汚れがつきにくい特徴があります。コストパフォーマンスも良く、遮熱機能が付いた商品や耐候性が高い商品などがあり、カラーバリエーションも豊富です。耐用年数も10〜12年程度と長く、外壁塗装に使用される塗料として人気の高い塗料です。
フッ素塗料
フッ素塗料は耐用年数が12〜15年と長く、耐久性・耐候性に優れた塗料です。しかし、耐久性が優れている分、費用も高く基本的には大型の建築物になどに使われています。しかし、最近では一般住宅の外壁塗料としても使われる機会が増えています。
ラジカル塗料
ラジカル塗料とは、ラジカルの発生を抑え塗膜が劣化しにくい状態を保つ塗料です。ラジカル塗料は水性塗料にも関わらず、シリコン塗料の油性塗料よりも耐用年数が長く、15年以上持つともいわれています。
また、防藻・防カビ性があり、粉状のものが付着する劣化症状「チョーキング現象」の発生も抑制できます。さらに、ラジカル塗料は水性塗料のため混ぜやすく、手間なく簡単に作業することが可能です。
無機塗料
無機塗料とは、塗料の原料にレンガや石、ガラスなどの無機物を含んだ塗料です。無機塗料の最大のメリットは15年以上の高い耐候性です。無機物を主成分としているため、雨や紫外線などにあまり影響されないため、外壁表面を長期間に渡って保護できます。
また、カビやコケの栄養成分である有機物の含有量が少ないため、カビやコケの発生を抑えます。さらに、主成分が炭素を含まない無機物で構成されているため、有機塗料と比べて火事の際などにも燃えづらいというメリットがあります。
まとめ
今回は油性塗料と水性塗料の違いや、外壁塗装に使われる塗料の種類と特徴について紹介しました。
外壁塗装に使われる塗料の耐久性を理解して、最適なタイミングで塗り替えを行うことで、コスト面だけでなく、快適な生活環境を保つことができます。ぜひこちらの記事を読んで、外壁塗装の塗り替えの参考にしてみてください。
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