普段、住まいの外壁を意識することはあまりないかと思います。しかし、外壁塗装は年中、紫外線や風雨にさらされているため、定期的にメンテナンスが必要です。また、最適な塗り替え時期を知るためには、塗り替え塗装時期の劣化症状を見逃さないことが大切です。
そこで今回は、外壁塗装の塗り替えの最適な時期や塗り替え塗装時期の6つの劣化サインついてご紹介します。外壁塗装をいつ行えばいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の塗り替えの最適な時期
外壁塗装の塗り替え時期の目安は一般的に築10年といわれています。理由としては、現在一般的に使用されている外壁塗装用の塗料はシリコン系といわれており、その耐用年数が約10年前後しか保てないためです。また、シリコン系以外にも塗料はさまざまな種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。例えば、アクリル系の場合7〜8年程度、フッ素系の場合15〜20年程度持ちます。
しかし、雨や風、日差しの当たり具合、湿気、外壁の素材などによっても劣化スピードは異なってきます。つまり、家全体が同じスピードで劣化するわけではないため、劣化の進行が早い箇所に合わせて塗り替えを行うことが大切です。
仮に劣化を放置しておくと、家の構造部分にまで関わる大規模な修繕が必要になり、リフォーム費用も高額になってしまいます。そのため、劣化が深刻になる前に定期的に外壁塗装の塗り替えを行うようにしましょう。
外壁塗装の塗り替え時期の6つの劣化サイン
外壁塗装の塗り替え時期は、塗装に劣化症状が出ている場合は、築年数に関わらず塗り替え時期になります。ここからは、外壁塗装の塗り替え時期の代表的な6つの劣化サインについて紹介します。
外壁の色あせ・変色
外壁塗膜に劣化症状が見られなくても、外壁が新築時より色あせや変色をしている場合は、塗り替えを検討時期になります。このような劣化症状は、外壁の塗料は紫外線の影響を受けて劣化し始めたことを知らせる、劣化の初期症状です。
チョーキング現象
壁を触った際にサラサラとした細かい粉が手についてしまう状態を「チョーキング現象」といいます。紫外線や直射日光・雨風などが原因で塗装の表面が劣化して起こるものです。
チョーキングが起こるということは、塗料の耐久力が失っており、危険度も高い状態のため、できるだけ早めに塗装を塗り替える必要があります。
ひび割れ(クラック)
外壁のひび割れのことを「クラック」といいます。クラックの幅が0.3mm以下のものを「ヘアークラック」といい、再塗装で簡単に補修が可能です。それに対して、0.3mm以上のものを「構造クラック」といいます。構造クラックは放置していると、外壁がごっそりと剥がれ落ちたり、ひび割れ箇所から雨水が侵入する恐れがあるため、雨漏りの原因になってしまうので、早急にメンテナンスが必要な状態です。
塗膜の剥がれ・ふくれ
塗膜の密着不良によって、剥離や浮きが起こっている状態です。外壁は年中、紫外線や風雨などにさらされているため、劣化が進み塗膜の付着が低下してこの症状が発生します。
塗膜の剥がれを放置していると、外壁素材の劣化が腐食につながります。その結果、塗り替えるためには劣化素材の交換や余分な下地処理が必要になり、余分に費用がかかってしまいます。
そのため、塗膜の剥がれやふくれを発見したら、早めに塗料の塗り替えを行うようにしましょう。
カビやコケの発生
カビやコケは水分の多い場所を好んで繁殖し、防水性や耐久性が失われていきます。また、一度根を張るとただの水洗いだけでは根元から除去できず、すぐにまた再生してしまいます。さらに、放置しておくと増殖してしまい、美観の点でもいい状態とはいえません。そのため、カビやコケを発見したら速やかに塗り替えを行うようにしましょう。
シーリング材の劣化
サイディングボードの継ぎ目や窓のサッシ回りなどに使われているシーリングは、雨風や紫外線になどを受けて劣化します。
シーリングが劣化している場合は、既存のシーリング材を撤去し新たにシーリング材を充填する「打ち替え」や、既存のシーリングの上に新たにシーリング材を被せる「打ち増し」などの対処法があります。
まとめ
今回は外壁塗装の塗り替えの最適な時期と6つの劣化サインについて紹介しました。
住まいの築年数や劣化状況によって外壁塗装の塗り替えの時期は異なります。そのため、築10年目を迎える時期や、外壁に劣化サインを見つけた際はそのまま放置せずに業者に塗装が必要かどうか相談しましょう。
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