外壁塗装の基本的なメリット・デメリットを紹介

外壁塗装の7つのメリット

外壁塗装には主に7つのメリットがあります。まずは、それぞれのメリットについて詳しく紹介します。

美観の向上

外壁は年中、風雨や紫外線にさらされているため、何もせずにいれば経年劣化で色あせや剥がれ、ふくれなど塗膜の劣化が進みます。そのため、いつまでも美しい建物を保つためには定期的に塗り替えが必要不可欠なのです。

長く住み続けた家でも、塗り替えを行うことで新築同様の美しさを取り戻すことができ、資産価値の向上にもつながります。さらに、新築時とは違う色で塗り直すことでイメージチェンジがすることが可能です。

外壁や建物の耐久性を高める

外壁の塗膜がしっかりとしていることで外壁素材自体を守ることができるため、外壁や建物の耐久性を高めることにつながります。

外壁の耐久性は使う塗料によって大きく変わります。塗料の主な種類は耐久性の弱い順からアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などがあります。現在最も普及しているシリコン系塗料は、耐久性と価格のバランスがよくコストパフォーマンスに優れた塗料となっています。

省エネ効果

塗料には遮熱・断熱効果もあります。そのため、真夏や真冬などの高低差のある外気温から建物を守ってくれます。

断熱効果のある塗料の場合、冬は外気を遮断してくれて部屋を暖かくしてくれます。夏は冷房の効果を高めてくれて、遮熱性のある塗料を併用するとより効果的です。

一方、遮熱効果のある塗料の場合、直射日光による外壁や屋根の温度上昇を抑える効果が期待でき、部屋の温度差を少なくしてくれます。このように、室温が外気に影響されにくくなるため、エアコンの使用頻度が減り、省エネ効果が生まれ、電気代の節約にもつながるのです。

防水、防湿効果

塗料は撥水性が高く、雨を弾いて浸水を防ぐ効果があります。しかし、外壁のひび割れや剥がれで隙間などできている状態のままにしておくと、雨水が家の中に侵入してしまい、梁や柱が腐っていきます。そのため、ひび割れや剥がれなどの劣化症状に気がついた際は、早めに塗料の塗り替えを行うようにしましょう。

防カビ・防藻効果

水辺に近かったり、日当たりが悪い外壁にはカビや藻が発生しやすくなります。防カビ・防藻機能の持つ塗料であれば、塗装するだけでカビの発生を防止することが可能です。

しかし、塗料によっては防ぐことのできるカビ・藻が異なるため、特にカビや藻の発生が激しい場合は業者に相談するようにしましょう。

遮音性効果

外壁を通すのは雨風だけでなく、近隣の生活音や車、バイクの音なども外壁を通して入ってくるものです。しかし、外壁塗装を行うことにより、防音性を高めることができ、心地より生活空間を実現できます。

耐震・防火効果

外壁塗装部分だけで耐震性がアップするわけではありませんが、壁材が担っている耐震補強の役割が確実に果たされるように壁材を守ることによって、耐震性効果のアップにつながります。

また、外壁材によってその効果は異なりますが、外壁の塗り替えによって火熱を遮る効果を増す効果があります。防火効果によって、万が一の外部からの火の移りを遮る時間稼ぎにつなげることが可能です。

 

外壁塗装のデメリット

外壁塗装すること自体にデメリットは特に存在しません。外壁塗装は住まいに長く住み続けるために必ず行わなければならない工事だからです。

ただし、外壁塗装は一般的な大きさの住宅であれば100万円ほどかかるため、決して安い買い物ではありません。しかし、外壁塗装をせずに放っておくと、雨や紫外線で外壁が劣化し、やがては構造材に水分が侵入して腐食してしまう恐れがあります。その結果、建物自体が劣化することにつながり、大規模なリフォームや建て替えが必要になります。

塗り替えを行わないことで将来的に余計に大きなお金が必要となるため、やはりお金がかかっても定期的なメンテナンスを行うことが大切なのです。

 

まとめ

今回は外壁塗装のメリット・デメリットについて詳しく紹介しました。

外壁塗装は定期的に塗り替えを行うことで、家の寿命が長くなるだけでなく、省エネ効果や防水効果などさまざまなメリットがあります。しかし、塗り替えを行わずに放置すれば、補修費用が高くなる可能性があるため、定期的に塗り替えを行うことがとても大切です。

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